SDGsという言葉は大分一般に浸透してきたと思いますが、SDGsと共によく聞かれるのがエシカル消費という言葉。エシカル消費は、SDGsの12番目の目標である、「接続可能な消費と生産」にも関わっています。エシカルとは「倫理的な」という意味合いを持つ言葉で、環境や人権に配慮された商品を消費することを指します。

例えば、生産者の環境を守るように配慮したり、環境を壊さないように工夫して作られた製品を購入することがエシカル消費です。これだけ聞くと、エシカル消費はとてもいい行いのように聞こえますが、問題点もあります。今日はそんなエシカル消費の問題点について解説します。

価格が高くなりがち

環境に配慮するということは、それだけ手間をかけて製品がつくられることになります。例えば、農薬を使わず手で雑草を取り除いたり、生産者の利益を守るために高い価格で仕入れたりといった取り組みのコストは、価格に反映されます。また、サステイナブルな製品であることを証明するエコマークなどの認証にも費用が掛かります。

広まっていない

エシカル消費 意識調査2020

上のグラフは、電通が行ったエシカル消費 意識調査2020の結果です。上記が示すとおり、エシカル消費という言葉はまだまだ世間一般には認知されているとはいいがたい状況です。近年、SDgsという言葉が注目を集めていますが、まだまだ認知度としては低いと言わざるえないでしょう。

選ばれる難しさ

エシカル消費のために作られた製品であっても、市場の中では競争にさらされています。一般向けに作られた製品と比較され、その中で選ばれなくてはいけません。そのためには、エシカル商品のためにコストがあがりがちというハンデを抱えつつ、市場の製品を上回る魅力ある商品を開発していく必要があります。

エシカル消費の問題点を解決するには

エシカル消費は私達にとっても地球にとっても、未来を守るために必要な選択です。しかし現実ではまだまだ多くの問題を抱えています。では、そんなエシカル消費を広めていくために、私達にはどういった活動が必要なのでしょうか。ここで一つ、「研究年報 社会科学研究 第41号」に載せられた面白い論文をのせたいと思います。

2020年の年末は,コロナ禍の影響もあり,高級なおせちが良く売れた。この高級なおせちに,「地産地消」とか「地元のホテルの応援」といったエシカルな付加価値を付けたら,エシカル消費が更に拡がったのではないだろうか。自分へのこだわりとエシカルが一緒になることで,相乗効果が生まれるわけである。

エシカル消費に関する一考察

実はこのコロナ過で、消費者の嗜好が変わってきています。旅行やイベントなどで消費ができない代わりに、高級品などのぜいたく品の売り上げが好調でした。この消費傾向、そして拡散力のある若者を組み合わせることが、エシカル消費を広めるトリガーになるかもしれません。

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