インテリアに、消臭剤にと、最近ひそかにブームとなっているアイテムといわれるのが竹炭です。そんな竹炭ですが、実は自宅で作れるって知ってましたか!?今日は自宅で竹炭を作ってみたいという方のために、動画付きでわかりやすく竹炭の作り方を解説します。

竹炭は除湿や消臭に効果抜群!特徴を解説。
竹炭は除湿や消臭に効果抜群!特徴を解説。
竹炭は文字通り竹を炭にしたものです。炭が消臭や除湿など様々なことに効果があることは知られていますが、竹炭も同じ…

自宅でできる竹炭の作り方

消臭に、除湿に、料理にと大活躍の竹炭ですが、実は自宅でも作れるのをご存知でしょうか。また、竹炭作りには一斗缶や空き缶、また無煙炭火器を使うなど、色々な方法があります。

空き缶で作る

竹炭作りで1番手軽なのは、空き缶で作る方法です。煙も少なく、自宅であるもので作れます。ただし、大量につくるのには向かない点がデメリットです。
準備するもの

  • 竹(乾燥させたもの)
  • 空き缶(スチール)
  • アルミホイル
  • 針金
  • 竹串
  • 割りばし
  • ガスコンロ

です。なお、空き缶はスチールのものを用意するようにしましょう。作り方ですが、まずは空き缶の中に竹をいれ、アルミホイルで蓋をし、針金で蓋が外れないよにします。続いて串でアルミホイルに穴をあけ、空気の出口を作り、ガスコンロで空き缶を加熱します。煙が出なくなったら日を止めて完成です。取り出す際は、缶を十分に冷ましてからにしましょう。

一斗缶(ペール缶)で作る

一斗缶(ペール缶)でも竹炭は作れます。こちらはスチール缶より大量にできますが、煙がかなり出るため、野外で行う必要があります。また、中の竹を炭にするために、大量の薪が必要になる点に注意しましょう。一斗缶は、ホームセンターなどで簡単に用意できると思います。

準備するもの

  • 一斗缶
  • 煙突にするパイプ(竹でもいい)
  • レンガ6個

レンガを3個つかってコの字を作り、2段重ねます。続いて、一斗缶に煙突を設置できる穴を開け、一斗缶に竹をいれます。できるだけ隙間がないように竹を敷き詰めましょう。レンガの上に一斗缶を載せ、レンガの下に薪をいれ、着火します。煙が出なくなるまで、炭を焼きます。煙が出なくなったら、一斗缶を土にうめ、数時間放置して完成です。

一斗缶で竹炭つくりの様子はこちら

穴を掘って作る

竹炭は穴を掘ってつくることもできます。穴堀りは、穴を掘るのが大変ですが、準備する道具がほとんどいらない点がメリットですね。デメリットとしては、穴を掘れる柔らかい土の場所でしか出来ない点です。

準備するもの

  • スコップ

適度な大きさの穴を掘ります。竹の体積が縦に2つ重なるくらいの大きさがいいと思います。穴を掘ったら、火を付けるための薪をいれ火をつけます。火を付けたら、竹をいれ、上から土をかぶせます。この時、空気を出すことができる穴の部分を残すことを忘れないようにしましょう。煙が青白く変わったら、土をかぶせ密閉して完成です。

 

無煙炭火器で作る

続いて無煙炭火器を作った作り方を紹介します。このやり方は、煙がかなりでますが、大量に作ることができます。まずは道具を準備しましょう。竹炭つくりに必要なのは、竹、着火剤など、ほとんどが自宅で用意できるものです。

  • 竹(乾燥させたもの)
  • 着火剤
  • 軍手
  • 火かき棒
  • 消火用のホース、バケツ
  • 無煙炭化器

用意するのが難しいのは、無煙炭火器でしょう。こちらは普通に市販されているものですが、安いもので2万円~3万円と少々お値段がします。こちらを使うことで、本来なら長時間燃やす必要がある竹をわずか30分程度で、しかもほとんど煙を出すことがなく竹炭を作ることができるという優れものです。ぜひ購入をご検討ください。

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竹炭作りの手順

1.まずは材料となる竹を用意しましょう。こちらは、しっかりと乾燥させておくことが丈夫に竹炭を作るコツです。また、竹は縦に割り、ヒビをいれておきます。そのまま焼くと破裂するなどの危険がありますので、注意しましょう。サイズも、購入した無煙炭火器にあったサイズにしておきます。

2.続いて、庭など広い場所で、無煙炭火器をセットします。地面と無煙炭火器の間に隙間が出来ないよう、土でしっかりと覆います。

3.着火剤をいれて火をつけます。始めは煙がでてびっくりするかもしれませんが、だんだんと煙はでなくなるので、ご安心ください。

4.火が強くなったら、いよいよ竹をいれていきます。

5.炭化が進むと、炎がどんどん小さくなっていきます。炎が小さくなった竹は、炭化しているものなので、炎がでている竹炭がなくなれば完成です。

6.最後に消火ですが、たっぷりと水をかけて完全に鎮火しましょう。また鎮火してすぐに竹を取り出すのは厳禁です。熱くなっているので、時間をおいてしっかりと冷ましてください。

7.最後に竹の酸素を抜きます。ドラム缶などの容器にいれて蓋をし、1日程度置くことで、竹を酸欠状態にしましょう。1日たったら、竹炭の完成です。竹炭は燃焼時間は短いですが、燃えやすいです。火の近くには絶対に置かないようにしましょう。

竹炭で生活を豊かに

さて、今日は竹炭について紹介しました。竹炭は、置いたり入れるだけで丁寧な暮らしを助けてくれます。自然と共に、優しい暮らしをしたい。そんな人はぜひ竹炭を試してみてくださいね!それでは、今日もお読みいただきありがとうございました。


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