最近、SDGsという言葉が流行っていますよね。深い意味は知らなくても、なんとなくSDGsは環境に良さそうだし、参加してみたいという方もいるのではないでしょうか。SDGsとは【持続可能な開発目標】の略語です。この地球が美しいままでいること、そして私達が発展しながらもそんな地球と共存していくこと、私達と地球が共に「サステイナブルな=持続可能な」環境の中で未来へと進んでいくために、SDGsは重要な指標となっています。
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フェアトレード製品を買うことはサステイナブルなアクションに繋がる
SDgsに参加するうえで、最も気軽な取り組みは、フェアトレード製品を購入することです。フェアトレードとは、”公正な取り引き”を指します。公正なという言葉の定義にも色々あるかもしれませんが、簡単にいえば、適正な価格で行われる貿易のことです。
ニュースなどで、大手アパレルメーカーが海外の工場で安く不当な賃金で労働者を働かせている、そんなニュースを聞いたことはないでしょうか。
私達が安く気軽にファッションを楽しんでいる一方で、地球の裏側では、発展途上国で低賃金で子供が長時間働かされている、そんな現実は公正な取り引きとはいえないですよね。フェアトレード製品は、あなたがこういった不公平な取り引きに加担せず、公正な取り引きに参加していることを証明してくれます。
SDGsとフェアトレードの関係は
日本でフェアトレードの教育啓発活動を行い、またフェアトレード認証ラベルを発行しているフェアトレードjapanでは、フェアトレードはSDgsが掲げる17の目標の中でも、特に8個の目標に深く関わっているとしています。
- 目標1.貧困をなくそう・・フェアトレード価格での取引、長期的な取り引きの促進
- 目標2.飢餓の撲滅、持続可能な農業の促進・・フェアトレード環境基準 農薬の使用制限、 水源・土壌生物多様性の保全、
エネルギー・CO2排出削減 - 目標5.ジェンダー平等・・ジェンダーの平等とエンパワーメント。プレミアムを女性の負荷軽減に活用し、 社会的立場の向上へ活かす
- 目標8.安全安心な労働環境、強制労働・児童労働の撲滅・・ILO憲章に基づくフェアトレード基準: 労働者の権利、よりよい労働条件・労働環境の保証、 生活賃金の保証
- 目標12.持続可能な消費と生產・・環境的に持続可能な農法の促進やプレミアムによる持続可能性への取組み
- 目標13.気候変動への対策・・エネルギー使用削減、 土壌・水源・生物多様性の保全等
- 目標16.平和で包摂的な社会の促進・・小規模生産者・労働者が50%の意思決定権を握り、 基準 ・ 方針策定などに 彼らの意志が反映されている。
- 目標 17. グローバル・パートナーシップの活性化・・フェアトレード基準策定プロセス、 持続可能な農業開発に向けたイノベーション、資金調達
フェアトレード製品を買うにはどうすればいい?
では、フェアトレード製品を買うにはどうすればいいのでしょうか。フェアトレードは、”公正な取り引き”を意味する言葉ですが、どういったものがフェアトレードかに明確な定義があるわけではありません。そのため、製品を販売する誰もが、自分の製品をフェアトレード製品と主張することが出来ます。
フェアトレード認証ラベルを活用しよう
その商品がフェアトレード商品かどうかを見極める方法の一つとして、フェアトレード認証ラベルを活用する方法があります。フェアトレードjapanが発行する国際フェアトレード認証ラベルが貼られている商品は、団体が定める基準をクリアーしたことを証明する商品となります。具体的な基準としては、「最低価格の保障」「長期的な取引の促進」「児童労働・強制労働の禁止」などがあげられます。
エシカルショップにいってみよう
フェアトレード製品を買うもう一つの簡単な方法は、エシカルショップにいってみることです。エシカルショップではフェアトレードを考えた多くの製品を扱っており、お店においてある商品を買うだけで、サステイナブルなアクションを起こすことになります。
また、ユニクロやZARAなど、最近では多くの企業が積極的にSDGsに取り組んでいます。少し意識を変えて目を向けるだけで、身近な場所にサステイナブルな取り組みに参加できるチャンスがあることに気が付くでしょう。
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