気に入った色の洋服でも、着てみると自分には全く似合わないことがあります。またその反対に以外な色が自分を引き立てることに驚くかもしれません。パーソナルカラーを知っているとイキイキした自分を見せることができ、洋服選びの失敗もしなくて済むでしょう。いったいパーソナルカラーとはどんなものでしょうか。ここではパーソナルカラーについてお伝えしていきます。

パーソナルカラーを用いたスタイリングについてはこちら↓の記事をご覧ください。

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パーソナルカラーとは

パーソナルカラーとは、その人が生まれ持った肌、髪、瞳の色に調和する色、つまり似合う色のことです。人それぞれ性格が違うように似合う色も違います。パーソナルカラーを身につけることで肌がきれいに見えたりと印象がアップします。他の人とは違う自分だけの色が分かっていると洋服などの買い物も失敗しなくなるでしょう。

パーソナルカラーのベースカラーは大きく分けると2つのタイプに分かれます。黄みによった色「イエローベース」タイプと、青みによった色「ブルーベース」タイプです。このタイプはそれぞれさらに2つに分けられます。イエローベースは、彩度が高い明るい色の「スプリング(春)」と深みのある落ち着いた色の「オータム(秋)」、ブルーベースは、爽やかな明るい色の「サマー(夏)」と澄んだシャープな色の「ウインター(冬)」です。自分のパーソナルカラーのタイプを知るには、まずベースカラーがイエローベースかブルーベースかをチェックし、次に明るい色か暗い色のどちらが似合うか、また鮮やかな色か鈍い色のどちらが似合うかを調べます。

パーソナルカラーのはじまりとは

パーソナルカラーのはじまりは様々な説があるようです。しかしそのはじまりとなったのは、1923年にアメリカのロバート・ドアがブルーアンダートーンとイエローアンダートーンを基にした調和システムを発表したことです。そのシステムを用いて作成された、「カラーキープログラム」がインテリアやファッションなどに取り入れられて成功し、パーソナルカラーのはじまりとなりました。

また、ドイツのデザイン学校で教師として働くヨハネス・イッテンは、学生が作品によく用いる色は、それぞれの髪や肌、目の色と調和していることに気づきました。そして、色彩は自然界の四季が源になっているとし、調和する色のグループを「春」「夏」「秋」「冬」の4つに分けました。

カラーコンサルタントであるフェイバー・ビレンは、赤・黄・緑・青・紫それぞれの色相には暖色系と寒色系があることを提唱し、赤色でも「ウォームレッド」や「クールレッド」があるとしました。色相にある色を暖色系や寒色系かでさらに細かく分類したのです。

このように様々な人の発見や経過をたどり、現在でのパーソナルカラー診断があるのです。

パーソナルカラーのはじまりとは

パーソナルカラーには歴史がある

パーソナルカラーの歴史をさかのぼると、元となっているのは、色彩芸術理論です。
アメリカでの新しいカラー産業の発展と、マーケティングツールとしての色見本帳の作成により、カラー革命が起こったことが大きな発展につながりました。
その後、世界中のカラーコンサルタントによる分析の開発と促進の後、「4シーズン法」が生まれ、1980年代に爆発的な人気となったことから、今日まで多くの場面で活用されています。

国が認め統一したものがあるわけではありません。しかし、目的や方法・使用用途により、さまざまな場面で、パーソナルカラーの重要性が年々高まって来ていると言えることは間違いありません。

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