オーガニックコットンは世界各地で生産されており、産地によって様々な特徴があります。例えば世界最高級の品質を持つといわれるスーピマコットンは、アメリカ合衆国の「カリフォルニア州」、「アリゾナ州」、「テキサス州」、「ニューメキシコ州」を生産地としています。今日はそんなオーガニックコットンの生産地、生産高をご紹介します。

世界のオーガニックコットンの生産地

オーガニックコットンは世界の様々な場所で清算されています。

インド

インドはオーガニックコットンの生産量No.1を誇る国です。全世界の生産量のうち約半分をインドが占めており、生産量は12万4244トンとなっています。日本では無印良品がインドのオーガニックコットンと連携しています。インドは最も古くから綿花を栽培している国とも言われており、紀元前2500年前には、綿布が発見されています。

中国

中国は第2番目のオーガニックコットンの生産国で、3万58トン、世界の約17%を生産しています。中国の綿花では、特にウイグル地方で作られる新疆綿が有名です。新疆綿は世界三大コットンにも数えられる高級綿花で、繊維が長く、まるでシルクのように光沢のある綿が特徴です。

アメリカ

アメリカは、世界のオーガニックコットンの約2%を生産しています。生産量は、6913トン。アメリカでは南部に栽培が集中しており、バージニア、ノースカロライナ、ジョージアなどで「コットンベルト」と呼ばれる地域で中心的に栽培されています。また、アメリカでは世界三大コットンの一つであるスーピマコットンが生産されています。

キルギス

キルギスは、中央アジアに位置する国で、中国、インドに続き世界第3位の綿花生産国、生産量は2万9415トンです。また綿花栽培は、キルギスにとっても重要な輸出品であり、外貨獲得の手段として重要な位置を占めています。

トルコ

トルコは、世界第4位の綿花生産国であり、生産量は2万4288トンです。地中海沿岸で栽培されるトルコ産の面は、繊維が長く、とても滑らかで高級タオルなどに利用されています。

タジキスタン

タジキスタンは、トルコに次ぐ綿花の生産国であり、生産量は世界の5%、1万471トンとなっています。綿花はタジキスタンにおける伝統的な農作物ですが、近年では作付けの自由化によって、生産量が減少しています。

タンザニア

タンザニアは世界第5位の綿花生産国です。世界の約2%の綿花を生産し、生産量は1万1285トンとなっています。タンザニアはアフリカに位置しており、いわゆる後発途上国ですが、綿花はフェアトレード製品として様々な国とプロジェクトを組むきっかけになっています。厚くふっくらとした綿がタンザニア綿の特徴です。

まとめ

今日は世界の綿花生産国、および生産高をまとめました。綿花は古くから人類に関わりを持ってきただけに、世界中に産地があり、地方によって様々な特徴があります。皆さんも、オーガニックコットンの製品を購入する際は、産地はどこなのかなど気にしてみるのも面白いかもしれませんよ!

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