あなたは、毎日着る服をどのように選んでいますか。 仕事に行くときはビシッと、デートのときは可愛くまたはかっこよく、イベントのときは華やかに、寝るときはゆったりとなど、TPOやシーンに合わせて選んでいるはずです。 TPOに合わせた服選びは実はココロにも影響を与えています。 これからは、TPOはもちろんのこと、ココロへの影響も考えて服選びをしてみませんか。
ココロと服は関係がある
仕事に行く際にスーツを着ることやカジュアルな服は着ていかないのはなぜですか。
仕事モードに入れるから、仕事ができる感じがするから、スーツやジャケット着用だと安心するから、それが当たり前だと思っているからではないでしょうか。
仕事のときは仕事モードの服を着ると、安心しますし、仕事ができる感じがするものです。
一方、プライベートでは自分のお気に入りの服を着る、リラックスできるアイテムを身に着けることでしょう。
仕事から家に帰って着替えるだけでもココロが休まりますし、逆に、朝はパジャマやTシャツからスーツや仕事着に着替えることで、テンションが上がって仕事モードに入っていきます。
スポーツで試合に挑むアスリートや婚活などで勝負をかけたいときに勝負服を着ると言いますが、これもゲン担ぎであり、ココロに大きく影響しています。
この服を着ていれば、大丈夫という安心感が勇気を与えてくれるのです。
オンとオフを切り替えるために
ワークライフバランスが叫ばれていますが、オンとオフを切り替えるためにも、服を着替えることも大切です。
スーツにネクタイをビシッと締めた自分をかっこいいと思っている場合や今日はお気に入りのワンピースとジャケットで知的な私を演出できたと充実した気持ちでいても、仕事から帰ったら、仕事着を脱ぎ捨てたくなるものです。
ダボっとしたルームウェアや着心地の良いTシャツに着替えると、開放感が高まり、仕事モードは忘れてソファやベッドに寝転がりたくなります。
着替えるだけでも、ココロに影響を与えていることがわかります。
もし、家に帰ってきて、いつまでもスーツのままでいたら、ココロも休まらないのではないでしょうか。
思わず仕事のことを考えてしまったり、持ち帰り仕事をしてしまったり、出なくても良いのに仕事の電話に出てしまうかもしれません。
最近は自宅でテレワークを行う人が増えています。
通勤ラッシュに巻き込まれる必要もなく、自宅でリラックスして仕事ができて良いように思えますが、意外にストレスを溜めている方も少なくありません。
仕事に集中できない、仕事モードになれない、生活リズムが乱れる、夜遅くまで映画を見ることやゲームをして、始業ギリギリの時間にパソコンの前に座るなど、出社していたときと比べて、自分の生活がコントロールできずに悩んでいる方が多いのが現実です。
そこで、近くのカフェに出かけて仕事をすることやホテルの日帰りプランを利用して個室にこもって仕事をするなんて方も出てきています。
最初のうちは寝起きのままの服装やリラックスできるルームウェアなどで仕事をしていた方も、仕事の時間だけはスーツやパリッとした服を着るようにしているという方も増えてきました。
ずっと家で過ごすときでも、着替えるだけでオンとオフが切り替えられるとすれば、やはり服とココロの関係性は深いものがあります。
リラックスしたいときには
ストレス社会に生きている私たちにとって、ココロのゆとりを持つ時間は大切です。
時間がない生活を送っていたとしても、少なくとも寝る時間を確保したり、家族と食事を楽しんだり、愛犬と散歩に行ったりするのではないでしょうか。
そんなときにはココロもリラックスさせてあげましょう。
形から入るではありませんが、寝る環境や家族との団らん、愛犬と一緒というシチュエーションだけでなく、服もリラックスできるものに着替えることが大切です。
家族と団らんする時間に1人だけネクタイを締めたまま、愛犬との散歩をスーツに革靴では窮屈で十分に楽しめません。
リラックスできる服といえば、やはり、着心地の良いTシャツは定番アイテムです。
ただ、カジュアルだから、安くて汚しても平気だから、形が肩ひじが張らないデザインだからで選んではいけません。
自分が最も心地良いと感じるTシャツと出会いましょう。
人によって好みが異なりますが、たとえば、生地が厚手でしっかりした形のものが好きな方もいれば、薄めのサラリとした生地が好きな方もいます。
着心地の良いTシャツに出会えていないなら、オーガニックコットンなどのお肌に優しく、吸湿性や速乾性に優れた素材のものを選んでみましょう。
素材が変わるだけで、こんなにもココロも体もリラックスできるのかと驚くはずです。
まとめ
服とココロは自分では意識していなくても、驚くほど影響を与えています。
オンとオフを切り替えるには着替えることも大切です。
リラックスしたいときには、着心地の良いTシャツをセレクトするなど、ココロに心地良いアイテムを選びましょう。